初めて音楽系サブスクとして加入したApple Music。
かれこれ6年ぐらい継続更新してきたけど、ついにApple MusicをやめてYouTube Premium・YouTube Musicに移行することに決めた。
理由はいくつかあるが、主には…
YouTubeの広告が多すぎる
まさにこれが一番大きい。
正直PC版のYouTubeに関してはAd Block拡張機能とかBraveブラウザとかを使えば広告なんて出てこないのだが、最近はスマホやタブレットでよく動画を視聴するようになった。
これで事あるごとに広告が挟まれるとかなりストレスになる。特に運転中とかにラジオ感覚で再生しているときに広告が流れると信号で止まるまでどうすることもできない。
費用対効果が大きい
Apple Musicは学割込みで月額580円。
対してYouTube Premiumは学割込みで月額780円。その差はたったの200円。
いつも通りの音楽が聴けて、+200円で広告類が全て無くなると言えばかなりお得に感じる。
音質の違いが分からなかった
懸念点として挙げられがちなのが、Apple MusicとYouTube Musicの最大音質ビットレートの違い。
YouTube Musicは最大256Kbpsまでしか対応していないのに対して、Apple Musicはロスレスオーディオで最大24bit 192kHzのドカ高音質で音楽が楽しめる。
しかし素人にはマジで違いが分からん。というか普段使いの外回線でそんな高音質で何曲も聞けない。
普段はAirPods Pro 2を使用して音楽を聴いているが、ちょっと音質違うか?って感じるぐらいでYouTube Musicで音楽を聴いても全く不満などない。
なんなら車載オーディオなんてもっと悪いのだから違いなんて分かるわけがない。
などなど、環境の変化があって乗り換えることを決意した。
ドライブによく行くようになったのも大きな影響かなと思う。

なので意を決してApple Musicのサブスクを停止してYouTube Premiumを契約した。
YouTube Musicの良かったところ
プレイリストをまとめるのがめっちゃ楽
これはかなり感動した。
というかなぜApple Musicにこれが無かったのか謎だが、一組のアーティストの曲を一括でプレイリストに入れれるのがとても楽。
好き嫌いなく、とりあえずこのアーティストの全曲をプレイリストに入れたいって時は秒で出来る。

方法はとても簡単で、お好みのアーティストのページから「すべて表示」を選択して

左列のチェックボックスを全選択してプレイリストに入れるだけ。マジで簡単。
全曲じゃないにしても、一覧表示にして入れたい曲だけチェックボックスで選択できるからすんごい楽にプレイリストを作れる。

Apple Musicを使っていた時は、こんなチェックボックスなんて無いから一曲ずつ丁寧に選択してプレイリストに入れるってやってたから本当に辛かった。
この作業だけで1アーティストのプレイリストを作るだけで数日かかるし、同じ曲が重複して入ってしまうとかも頻発していたのでストレスそのものだった。
サードパーティソフトを使わなくていいところ
これはAppleが悪いけど、Windows版のApple Musicアプリがかなり使いにくかった。

Microsoft Store版になって多少改善したらしいが、そもそものUI/UXの操作感の悪さやレスポンスの悪さなど、悪口を言い始めたらキリがない。

Windowsでの使用感をマシにしたのが、このサードパーティ製の再生アプリである「Cider」
UIや操作感が本家アプリに似せられて、UIも洗練されているのでかなり良かった。

しかしこれも有料であり、ライフタイムライセンスで大体$3かかる。たった$3、されど$3なのだ。
ちなみに購入履歴が消えたとかで、かれこれ3回は買ってる。
(GitHubのリポジトリからダウンロードすれば無料らしい?)

対してYouTube Musicは、そもそもがWebブラウザベースでUIがかなり整えられている。
使い勝手もかなりいいし、わざわざサードパーティ製の再生アプリを使う必要も無さそう。
Apple MusicはMacで使うならまだしもWindowsとの相性は最悪と言っていい。
諸々のストレスが改善されたのはかなり大きかった。
サブスクが解禁されていない個人楽曲も聞ける

これは普通に神。
Apple MusicとかSpotifyとかサブスクが解禁されていない楽曲でも、YouTube上にアップロードさえされていれば聞くことが出来るのが最高。
動画プラットフォームが運営する音楽アプリだからこそ実現したいい機能。
アンジェルマンとか神だからよ、一回でいいから聞いてほしい。ワードセンスとベースがよ、神なんだ。
YouTube Musicの良くないところ
YouTubeのプレイリストとリンクしているところ
多分一部のユーザーにとっては求めているものなんだろうけど、個人的にはYouTubeとYouTube Musicのプレイリストは別々にしてほしかった。


例えばだけど、保存していた「好きなMontage」というプレイリスト。
好きなGame EditとかMontageとかを保存していたプレイリストだが、YouTube Music側でこれを聞くか?聞かんのよ。

こんな感じで絶対にYouTube Music上で聞かないであろうプレイリストも同期されているため表示されてしまうからかなり困る。
動画で求めているプレイリストと音楽で求めているプレイリストは根本から違うものなんよ。
一つのYouTube Premiumライセンスで複数のプレイリストを作る迂回方法

一つの方法としてブランドアカウントで分けるっていう方法はある。
例えば、通常アカウントはYouTube Music用のプレイリストだけ作る、ブランドアカウントは動画用のプレイリストだけ作るってすれば、ブランドアカウントと通常アカウント間ではプレイリストの同期はされないので別々に運用することが出来る。

YouTube PremiumライセンスはGoogleアカウント単位で紐づけられているので、標準アカウントでもブランドアカウントでもPremiumの機能・YouTube Musicのフルアクセスが出来る。
現時点でこれが最適な運用方法だろう。
でも、誰でも作れるとはいえ誰もがブランドアカウントで運用しているわけではないので改善はしてほしい。

例えばiOSとかAndroidみたいな携帯端末なら、YouTubeとYouTube Musicのログインアカウントを別々の状態に保つことが出来る。なのでかなりストレスなく運用することが出来る。

しかし、PC版で同一ブラウザでYouTubeとYouTube Musicを読み込むと、同じアカウントが読み込まれてしまうので一々切り替える必要があるのはかなりめんどくさい。
歌詞対応していないものが多い


これ普通になぜ?まじで
かなり有名どころな曲でも「現在、歌詞はご覧いただけません」表示が出たりするし、想像してた10倍はこれに遭遇する。
歌詞をちゃんと見たい人は結構な頻度で見れないことを覚悟したほうがいい。

あとは歌詞のUIは圧倒的にApple Musicの方が優れていると思う。
さらに歌詞の切り替わりにだいたい0.3~0.5秒の遅延を感じる。数字で見れば小さいけど、実際に見てみるとかなりの違和感を感じる。