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【AfterEffects】平面レイヤーは本当に悪なのか?

2024 8/16
映像
2024年6月11日2024年8月16日
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前置き

少し前に興味深い話を耳にしました。

「何のために?」という質問いただいたので追記しておきます!

A.「プロジェクトファイルを少しでも綺麗な状態に保とう」という意識は勿論、特に過去のプロジェクトファイルを再利用する場合や、チーム制作で他人のファイルを移植する際などにその整理状態が作業負担に大きく影響するため。… https://t.co/0S3cUIP8Yo

— Nate / ねいと (@nate_nate_co) March 5, 2024
@nate_nate_co

何の話かというと、After Effectsは新規で平面を作成するとプロジェクトパネルの平面フォルダに自動で平面データが蓄積されていく仕様についてです。

ちなみに調整レイヤーも中身は平面なので同じく平面フォルダに蓄積されていきます。

同じサイズの平面はひとつでいい

ここで何を説いているかというと、「同じサイズの平面はデータにひとつでいい」ということです。

MVやモーショングラフィックスを作るときに、シーンの平面をいちいち新規で作っていませんか?
同じ大きさの平面が既にあるのに、わざわざ新しく平面を作っていませんか?

この二つのコンポジション、画面に表示される結果はどちらも同じです。
でもプロジェクトパネルを見ると整理されているのがどちらか一目瞭然ですよね。

些細な違いかもしれませんが、後々プロジェクトファイルを見返したり誰かと共有するときに平面フォルダがごちゃごちゃだと正直見る気が失せてしまいます。

共同で制作するときにaepを共有してプロジェクトパネルがぐちゃぐちゃだと嫌ですよね。

また、データ量にもわずかな違いがあります。

“solid1.aep”が平面1枚を10回複製したもの
“solid10.aep”が平面をそれぞれ10回作成したものです

これだけでもデータ量に違いが生まれています。一つの平面をコピーしたほうがわずかに軽いデータ量です。
これが例えば平面が100個、1000個と増えていけばその分だけデータ量にも差が生まれてきます。

どうして同じ平面を使いまわすの?

先ほども軽く話しましたが、出来るだけプロジェクトファイルを綺麗に保つためです。

詳しくはNimlogさんで言及されているのですが…

特に過去のプロジェクトファイルを再利用する場合や、チーム制作で他人のファイルを移植する際などにその整理状態が作業負担に大きく影響します。

Nimlog – Nate自作スクリプト共有 第1弾

まさにこの通りなのです。

…簡単な例え話をしましょう。
平面フォルダを本棚、平面を本と例えます
本を一度読んで本棚に直した後、また同じ本を読みたくなった時にわざわざ新品の同じ本を買いますか?

買いませんよね。本棚にある同じ本をまた取って読み直しますよね。

考え方的にはこれと同じです。無駄遣いせずに使いまわせるものは使いまわせばいいのです。
本棚に同じ本が何冊もあっても要らないですよね。

個人的にこれが一番納得できた解釈です。

(この記事はこれが言いたかっただけ)

平面レイヤーである必要はある?

今そのコンポジションで背景に使っている平面レイヤー、それって平面レイヤーである必要がありますか?

シェイプレイヤーマークをダブルクリックするとコンポジションサイズぴったりの長方形シェイプを出してくれます。
これは平面レイヤーの上位互換です。

一番大きな違いは
平面レイヤーはラスターレイヤー
シェイプレイヤーはベクターレイヤーであることです

つまり平面レイヤーは拡大すると劣化します。
シェイプレイヤーで作った平面は拡大しても劣化しません。

また、平面レイヤーの厄介なところは、色が引き継がれてしまうところです

例えば同じコンポジション内で違う色の平面を使いたい時、Ctrl+Shift+Yで平面の色を変更してしまうと、同じ平面すべて色が変わってしまいます。

シェイプで作成した平面なら、同じソースのシェイプを複製して使っても個別に色を変更できます。
余計な設定を持ち越さないのもシェイプレイヤーの一つの魅力です。

また、シェイプレイヤーを使用すればエクスプレッションやシェイプレイヤーの追加オプションなども使用することができます。
後から変更するとき、使いまわすときに使い勝手がいいって話です。

平面レイヤーは何に使うの?

これだけ酷評してしまった平面レイヤー、じゃあ一体どこで使えばいいって話ですが…

・背景と調整レイヤー

まあ言わずともですが、普通に平面として使用する方法です。
平面+塗りエフェクト
拡大しすぎなければ劣化具合もわかりませんので、状況に応じて使えばいいです。

調整レイヤーモードをオンにすればいつもの調整レイヤーとしても使えます。
とにかく同じデータを複製しなければ別に気軽に使っちゃって良いってことです。

・パーティクル系のエフェクト

例えばCC Particle World

Trapcode Particularでも平面を使って作成しますよね

あんまり「シェイプレイヤーでパーティクルエフェクトを作る」という話は聞かないです。
パーティクル系のエフェクトを使用するときは平面レイヤーを使用しましょう。

・オーバーレイ系のエフェクト

Optical Flaresとかも平面レイヤーじゃないと動作しません。使うべきところでは遠慮せず使いましょう。

結論

平面レイヤー自体は悪ではないと思います。

でも同じ平面を複数個作るのは悪です。今すぐやめましょう。

正直気にしすぎな部分もありますが、AfterEffectsを使用するうえで大切な考え方の一つだと思います。
特に今後映像系で就職する人などは気を付けておけば損はないと思います。

綺麗なaepを心掛けて、よいAfterEffectsライフを。

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